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01
錦鯉の歴史
History of Nishikigoi
02
縁起物としての錦鯉
Koi as a Lucky Charm
03
鯉の品種
Koi varieties
01
錦鯉の歴史
錦鯉は、雪深い冬の食用として鯉を養殖していた新潟県の山間部(現在の小千谷や山古志周辺)で、江戸時代末期〜明治にかけて突然変異により生まれた色のついた鯉が起源とされています。農家の人々が偶然現れた赤や白の模様を持つ個体を大切に残し、掛け合わせを重ねることで、観賞用としての美しさが少しずつ磨かれていきました。明治後期には紅白などの基礎となる品種が形になり、やがて大正期にかけて品種改良が加速。1914年(大正3年)の東京での博覧会に出品されたことをきっかけに全国へ知られるようになり全国各地へ人気が広がりました。戦後は養殖技術や流通が整い、昭和後期には海外輸出も本格化。今では“NIshikigoi”として世界中で愛好家が育ち、品種や血統、体型、色艶を競う品評会の文化が確立しています。しかし近年日本では都市型の暮らしが広がりを見せたことで池を持つ人が少なくなり国内愛好家層は縮小傾向にあります。


縁起物としての錦鯉
02
錦鯉が「縁起物」として親しまれてきた背景には、鯉そのものが持つ象徴性と、日本の暮らしの中で育まれてきた文化があります。古くから鯉は生命力の強い魚として知られ、流れのある水でもたくましく泳ぎ、環境の変化にも耐える姿が「忍耐」「成長」「繁栄」のイメージと結びついてきました。とりわけ有名なのが、鯉が滝をのぼり龍になるという「登龍門」の故事です。困難を越えて大きく飛躍する象徴として、鯉は立身出世や成功を願う存在になりました。端午の節句に鯉のぼりを掲げる風習も、子どもの健やかな成長と家の繁栄を祈る気持ちを形にしたものだと言えます。
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